2022/03/16
【第27回社会システム部会研究会】エージェントベース感染症シミュレーションを用いた感染症発生初期における接触確認アプリケーションの効果検証

修士2年の松井です。2022年3月6日から3月8日にかけて、第27回社会システム部会研究会に参加しました。私の発表は「エージェントベース感染症シミュレーションを用いた感染症発生初期における接触確認アプリケーションの効果検証」です。
本研究では、特効薬が無い状態での感染症対策として、適切な対策とは何かを分析するためにエージェントベースシミュレーションによる感染症シミュレーションが有用では無いかという仮説の下、昨年に開発した感染症シミュレーションを改良し、感染症対策の中でも非医薬品的介入(NPI)にあたる接触確認アプリケーションの効果について検証を行いました。
今回の研究発表では、北海道を対象に接触確認アプリの導入率のみをパラメータとして、その感染者数の抑制効果について議論をしました。結果としては、100%の導入で1割の感染抑制効果、もしくはピークを遅延する効果があるのではというシミュレーションの結果を得ることができました。しかし、先行研究では、複数の政策を複合的に評価することが必要であるとされているため、今後は接触確認アプリについて、感度などのパラメータを変動させるとともに、他の感染症政策についても複合的に評価を行なっていく予定です。
著者プロフィール

松井陽太郎
2021年度 システム理工学専攻 修士2年
電子情報システム学科出身
感染症対策と危機管理に関するシミュレーションが専門です。
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