2023/04/06

【第30回社会システム部会研究会】育児休業取得者の発生が他の社員に及ぼす負担に関する定量的評価

こんにちはB4の長田桃子です.先日三浦海岸にて,第30回社会システム部会研究会に参加しました.
私は「育児休業取得者の発生が他の社員に及ぼす負担に関する定量的評価」という題目で研究構想を発表しました.今回はその発表内容を報告します.

近年,女性の活躍推進による労働市場での女性就労者の増加や,男性の育休取得の推進により,会社内の育児休業取得者の増加が促されています.しかし,その取得率は伸び悩んでおり,男性は約13%と女性に比べ未だ低く,男女差が埋まらないです.その原因の1つとして業務の属人化が挙げられます.休業を取得した場合,他社員への業務負担が大きくなることから,休業を取得したくても申請しにくい風潮が形成されています.

そこで本研究では,社員の役割や業務を表現したシミュレーションモデルを構築し,業務負担の増減やスケジュールの変動を可視化します.構築したモデルを通じて,育児休業取得率促進のために企業が行なうべき対策を検討します.

このような内容の発表を行ない,他大学の先生方や学生の方々から沢山のコメントを頂きました.

市川研究室内だけでは得られなかった新たな視点からのコメントを多く頂き,とても貴重な機会になりました.そこでの意見を研究に取り入れ,今後の研究をより良いものに進めていきたいと思います.

最後まで読んでいただき,ありがとうございました!

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