2022/09/13

【第30回社会システム部会】救急医療シミュレーションプラットフォームの構築

こんにちは.修士1年の亀井です.2022年8月28日から29日にかけて,三浦海岸で行われた第30回社会システム部会に参加してきました.私は,「救急医療シミュレーションプラットフォームの構築」という題目で構想発表をさせていただきました.

今回は構想発表でお話した内容についてご紹介させていだたきます.

Gyazo

救急医療では,高齢化により急病患者の需要が増加しています.一方で救急隊の人手不足や,急病患者を扱う医療機関の減少など対応が追いついていない現状があります.これらの複数要因により、医療機関への受け入れ調整の照会回数増加や,救急車の平均搬送時間増加といった救急搬送困難事案が発生しています.

救急搬送困難事案は、一人でも多くの命を救うためにも早急な改善が必要です.また,現行体制の改善だけでなく、人口動態の変化に伴う救急医療需要の変化を見据え、持続的に質の高い救急搬送・受入医療体制を実現するための整備や施策立案をしていく必要があります.

本研究では,救急搬送困難事案に対して,患者や政策的観点から救急医療体制の評価・分析を行うことを目的に,救急患者の発生から退院までの一連のプロセスを表現可能なシミュレーションモデルを構築します.

Gyazo

以上のように,今回の構想発表では, 主に研究の構想について発表し, 他大学の先生方や学生の方々から指摘やアドバイスをいただきました. いただいた貴重なご意見を参考に, 今後の研究に努めます.

最後まで読んでいただき, ありがとうございました!

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