2022/11/27

【第30回社会システム部会研究会】病院薬剤師のシフト最適化プログラムの構築

B4の齋藤です。2022年8月28日から8月29日にかけて、第30回社会システム部会研究会に参加し、構想発表を行ってきました。下の画像は、泊まったホテルの夕食です。発表後の夕食は幸せな時間でした

さて、私の研究テーマは、病院薬剤師のシフト最適化プログラムの構築です。
現状のシフト作成は、個人の都合や業務ごとの条件など多くの条件を考慮し、確認作業をしながら作成することから、多くの労力がかかっています。今回教師データを頂いている日本赤十字病院薬剤部の方からは、当日欠勤など急な休みの人が出た際のシフトの調整が大変であることから、これらの作業の負担を軽減したいという要望を頂きました。

これらのことから、研究目的はシフト最適化プログラムを構築することで、シフト作成にかかる労力を削減することです。構想発表までに、具体的なアウトプットは出せていなので、研究の方法論までの発表でしたが、他大学の教授から多くのアドバイスを頂きました。私は、方法論の選択に対して、ナース・スケジューリング問題の文献で用いられていた手法の中で局所解に陥らないような発見的手法として遺伝的アルゴリズムを想定していましたが、最適化の手法に関する理解が不十分であると実感しました。

また、最適化に関する研究をメインにされている他大学の教授から”スケジューリング・シンポジウム2022″という最適化に関する内容の学会を紹介してもらったので、より幅広く最適化の手法を知る機会として参加することにしました。今回の発表で頂いたアドバイスを踏まえて、自分の研究の方法論を見直し、研究を進めていきたいと思います

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