2022/09/24

第31回 日本医療薬学会年会 参加報告

こんにちは、M2の藤田です。9/23に高崎で開催された第31回 日本医療薬学会年会に参加してきたので、その報告をさせていただきます!

なぜ工業大学生が日本医療薬学会年会に参加するか疑問に持つと思います。データサイエンスやシミュレーションを主に行なっている研究室ですが、災害時保健医療福祉活動 情報支援システム -D24H-など医療や福祉・保健といった領域でデータサイエンティストを担っています!

今回学会では、シンポジウム「災害時の情報ストラテジー〜災害時、より良い薬物療法を提供するために〜」にて市川先生が登壇されました。昨年度も同様に発表され、今年度に災害時における薬局管理へのD24H使用が宿題となっていたそうです。そのため、今年度は災害時における薬局管理へのD24H活用をデモされていました。デモには災害時の薬局情報を把握するためのアセスメントシートと、入力状況など現状把握のためのダッシュボードを使用しました。アセスメントシートは、D24H surveyを用いて施設ごとに報告がなされ集計ができます。この項目は、日本赤十字社 大阪赤十字病院 薬剤部 小林 政彦 先生から薬局の情報パラメータの提供を参考に決めました。

また、ダッシュボードでは、ArcGIS Onlineを用いて作成を行いアセスメントシートの入力状況や報告された状況報告を可視化しています。今回は、たたき台としてのダッシュボードなので、今後実際に使われる薬剤師の方々からご指摘をいただき、可視化する項目や方法を改善していきます。

今回の発表でD24Hの薬局への活用が具体的に動き出すきっかけとなったと思います。登壇されている先生方皆さんが、薬局機能は資源管理(ヒト・モノ)と情報管理から成り、災害時により良い薬物療法を提供するためには情報収集・発信・共有が重要だと話していました。それを支えるD24Hとなるよう、私自身も貢献できたらと強く思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。学会の後に、食べた水沢うどんで締めたいと思います。舞茸天ぷらのボリュームには注意です…

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