2023/03/24

バンドンgPBLを終えて

新B4の渡邉です。2月15~25日に行われたインドネシアのバンドン工科大学とのgPBLに参加してきました。

このPBLでは、実際にインドネシアのスタートアップ企業から課題のテーマをいただき、学生がコンサルタントとして課題解決に取り組みました。私たちの班は、針を使わずに血糖値の測定ができる機器を開発した企業を担当しました。この取組はインドネシア初であり、世界的にも需要が高い市場であることから、非常にやりがいを感じました。元々私が生命科学科出身ということもあり、企業の方々と医療機器について語り合う時間はあっという間でとても楽しかったです。
今回の課題を通じて感じたことは、国ごとに医療体制に大きな差があることです。日本では年に1回健康診断を行うことが義務付けられていますが、インドネシアではそういった文化はなく、また、保険制度も国民保険以外は浸透していません。そのため国民の健康に対する意識も低く、市販の医療機器の普及には健康意識の向上が1番の課題であると思いました。今後は日本とインドネシアだけでなく、他の国々との医療体制の比較も行ってみたいです。

おまけ

バンドン工科大学の学内オリンピックの様子


私の研究領域であるスポーツについて、インドネシアで少しだけ調査をしてきました。日本の様に道が整備されていないため、路上を走る人はほとんど見られませんでしたが、代わりに無料開放されている運動場でたくさんの人が走っていました。トラックの周りには休憩をしながらお喋りしている人や、ストレッチをしている人で溢れていました。子どもから大人まで幅広い年齢の方がいました。バンドン工科大学のグラウンドでも多くの学生が運動を楽しんでいました。グラウンドの周りにフットサル、バスケットボール、テニスのコートもありました。同じ班のインドネシア人に聞いたところ、授業で使っていない時はいつでも自由に使えるとのことで、実際その人も毎週末ここで運動をしているそうです。バンドン工科大学では、ほとんどの人が週に1回程度の運動をキャンパス内でしているらしいです。また、専攻ごとにチームを組み様々なスポーツで対戦する「学内オリンピック」があり、ちょうどその試合を見ることができました。スタンドにいる応援団も、この日のために応援練習をしているそうです。学生主体のスポーツイベントが行われていることが素晴らしいと思いました。日本でもこういった文化をつくりたいですね。

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