2022/05/07

ヴィルゴビール様への訪問(錦糸町)

今回の担当は、M2の藤田楓です!


東京東信用金庫・城南信用金庫と市川研究室のタッグ
データサイエンスやシミュレーションをはじめとする、課題によって最適な手段を選択する市川研究室は、以前から多くの企業や大学と共同研究が溢れかえっています。これまで、地域医療振興協会や北総病院との共同研究等の実績がある当研究室。今回は、データサイエンスの力を必要とする東京東信用金庫様、城南信用金庫様との新しいタッグが始動します!

今回のタッグ内容は以下の通り。経営環境が著しく変化し、中小企業の事業の見直しが迫られる両信用金庫を、市川研究室をはじめとする学生の総勢力を駆使してコンサルティングを行います。学生の実践的な課題解決能力を養う機会としてはもってこいの案件です。
そして、当タッグで課された対象地とお題内容はこちら。いずれも両信用金庫の提携地域内における事業の見直し・改革が求められます。

1.京島長屋@墨田
古き良き長屋を残していく方針の機能提案
2.銀座さとう(サトウ食品株式会社)@銀座一丁目
ビジネスモデル提案によるビル建設
3.北斎麦酒工房ヴィルゴビール)@錦糸町
 売り上げアップの企画提案


社会システム科学研究会

上記のテーマは、市川先生が運営する社会システム科学研究会で取り扱います。

社会システム科学研究会の活動概要
社会に存在する問題・課題をシステムとして捉えて科学的に解くことを目的とする研究会です。システム思考に基づく企画案の作成や、定量分析に基づくエビデンスの作成を、適切な手法(プログラミングやマイコン、IoT、建築、アプリ等)で解決に導きます。

当研究会は、市川研究室に所属する学生のみでなく、市川研究室に興味のある下級生や、システムズアプローチ、データサイエンスに興味のある学生の参加も積極的に募集しているので、興味がある学生や課題を提供してくださる企業の方も是非ご連絡ください。
今回の課題に挑戦するのは、市川研究室の学生と澤田研究室の学生。定量分析を得意とし、データによりクライアントの課題解決に導く市川研究室と、建築意匠を強みとし、人と自然・社会環境をつなぐ建築をデザインする澤田研究室がタッグを組むことはこれまた異例のコラボなんです。対象の課題をデータにより抽出し、実際に実現可能な提案や設計が求められる今回の課題には、両研究室の力が必要不可欠となります。社会科学と建築意匠の分野間で交流による体験も、是非学生には会得してもらうことが狙いです。


活動の状況

研究会の活動が開始して1ヶ月の月日が経過しました。学生のワークの様子は以下の通りです。

機能や提案を定める過程はシステムズアプローチでは最も重要となる過程です。学生も四苦八苦しながら活発な議論を進めています。
また、現場を見て実際の雰囲気や風土を自ら体感することも非常に重要で、データや文献調査では発見できない生のデータを現地調査にて掴み、変わりゆく現状に即した意思決定に役立てることができます。
我々も、学生らと共にヴィルゴビールの店舗に行き現地調査を行いました。


協定締結式の開催について

最後に、2022年5月12日(木)13時30分から芝浦工業大学豊洲キャンパス内研究棟5階大会議室にて、芝浦工業大学と両信用金庫の協定締結式を執り行うとともに、報道機関向けに本連携の経緯説明と研究紹介(データサイエンスとシミュレーション)についての説明を行います。(もちろん市川先生もご登壇される予定です。。!)

https://www.shibaura-it.ac.jp/news/nid00002327.html

関連記事はこちら