2022/10/02

【リスボンgPBL】藤田の体験記

今回は、7月5日から16日に行ったリスボンgPBLについてです、修士2年の藤田です。

リスボンgPBLの正式名称は、「Introduction for Cross-cultural Engineering Project (CEP) based on Global PBL」といい、アイデアソンを海外の学生と行いました。チームは、芝浦生2名、海外学生2名ほどのチームで臨みました!

このgPBLは主に芝浦工業大学 機械制御システム学科の長谷川研究室が主催で、システム思考で行うアイデアソンです。市川研究室でもgPBLを主催しますが、各研究室の特徴があります。長谷川研究室のメソッドは下に示すPractical Processになえります。

特徴的なのが、サービスや商品の利用者が持つニーズを分析する際に、Kando Qualityの分析を行う点です。Kando Qualityを行うことで、インスピレーションや経験に基づいてサービスや商品の要求定義ができるようなメソッドになっている。Kandoは日々意識しないとわからないものだと思います。狩野モデルでいうあまりまえ品質と魅力品質のように、多くの人がKandoをあたりまえ品質のほうに定義し、魅力品質を生み出すことが難しくなっているように感じます…

今回、私たちの班はリスボンの空き家に着目しました。リスボン市内に空き家が多く、約48,000軒があります。それにより、都市の景観や治安を損ねていました。班員でリスボンの街を歩いていると空き店舗や家が見られたのですが、私たちには空き家自体にも空き家に書かれているペイントも魅力的に見えました。そのような背景から、魅力ある空き家の情報が広がり、投資が集まれば、居住者が求める機能や旅行者が求めるコンテンツなど、順次リノベーションしていくための資金として活用するような提案を考えました。現在、世界で2000年ごろに流行した反抗的でエネルギッシュなファッションスタイルやトレンドであるY2Kが再燃しています。このような話も班員でしながら、この提案を考えていて自分達も利用したいサービスを提案できたのではないかと思っています。

最後に班員との集合写真で終えたいと思います。順位は3位と良くない結果となりましたが、やりきってきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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