2022/04/27

第1回教科書ゼミを行いました!

初めまして。電子情報システム学科の中井研究室から移籍してきた、今年度M1の亀井です。

04/18に第1回教科書ゼミを行いました。教科書ゼミは今年度からの新しい取り組みです。教科書ゼミは、1冊の本を教科書にして、4人1グループになって担当箇所を決めて、研究室のみんなに授業をするというものです。今回は、社会学と周辺知識についての知見を深めることを目的として、「大学4年間の社会学がざっと10時間学べる」を教科書にしました。第1回の担当は塚本さん、木村さん、柴田くん、そして僕です。担当箇所は、「社会名目論・社会実在論・社会学の流儀」でした。

いきなり社会名目論なんて言われても訳分かりませんよね。そもそも社会って何?という話です。一般的に社会とは、このように定義されています。

人々の集まり。人々がより集まって共同生活をする形態。

精選版 日本国語大辞典

なんとなく分かる気がしますね。では、社会は人々の集まりからできているのか?それとも初めから”集まり”という社会がそこにあるのではないか?市川研究室を例にして考えてみましょう。例えば市川研究室という社会は、研究室メンバーの一人一人が集まっているから市川研究室だとも言えますね。これが社会名目論です。人から社会ですね。では逆に社会から人で見てみましょう。市川研究室は、市川先生がいる限り今のメンバーが去っても、新しいメンバーが加入してくれれば存在し続けます。まるで社会(市川研究室)という入れ物がそこにあるようです。これが社会実在論です。

僕たちの講義もこのように、社会学の理論は市川研究室という社会で考えた場合にどうなるんだろう?という視点から行いました。もちろん一般論で考えることも必要ですが、身近な社会を実感することで理解が進むと思います。講義の最後には、研究室のみんなに「市川研究室に来たいと考えている新3年生」に対して、社会名目論や社会実在論の立場から市川研究室をプレゼンしてもらいました。なかなか面白いプレゼンが多く、今後の市川研究室の広告に使われるかもしれません。見かけたら意識して見てみてください。

さて、この記事を最後まで読んでいるあなたも市川研究室という社会に興味が湧いているのではないでしょうか?市川研究室はいつでもあなたを歓迎します。建前でしょ?なんて思わないでください。所属して2ヶ月の僕がこう言ってるんですから。では、5号館2階の市川研究室でお待ちしております。

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