2023/11/20
【SSI2023】計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2023
計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2023 (SSI2023) が2023年11月10日(金)、11日(土)、12日(日)に芝浦工業大学 豊洲キャンパスで行われました。
ポスターセッション
橋が老朽化した地方自治体において、どこの橋をリストラすれば、行政の負担が減らせるのかをエージェントベースシミュレーションしている学生がいました。私も研究で、地方自治体の財政難の手助けになりたいと考えているため、対象とするインフラや対象地を絞って具体的なシミュレーションを行っていることにいい影響を受けました。
S4 SimulationSystemのチュートリアル
大会スポンサー企業の一つである株式会社NTTデータ数理システム様の「シミュレータの操作体験から学ぶ実践的なシミュレーション入門」を受講しました。
エージェントベースシミュレーションが適している事例は、個人の趣味趣向が反映される意思決定が伴う購買行動であることを再確認できました。エージェントに変数を持たせられるため、その人の価値観や性格を行動に反映することができ、実際の人間の意思決定の思考に近くなります。
研究室内のプロジェクトに例えると、八幡市の高齢者行動モデルにおいて外出先を選択する際に、エージェントベースシミュレーションを用いています。外出先を選択する際に、距離は重要な指標になります。しかし、高齢者の中で自動車を保持している人は外出先を選ぶ際に、距離を気にせず外出先の持つ特性を重視します。ここでは、自動車を保持しているという変数を高齢者エージェントに持たせると、意思決定が変化します。
自分の研究に例えると、人が移住するモデルを作成する際にエージェントベースシミュレーションを用います。人間が重視する項目(給料、自然)によって移住先が変わってきます。仕事を求めて東京圏に出てくる若者が多いですが、子供が生まれると価値観の変化によって子育て環境の優先順位が上がり、。ここでは、移動の際に重視する項目を変数として移動者エージェントに持たせ、ライフイベントとともに意思決定が変化します。
このように、シミュレーションの全体像や基礎を一から学ぶことによって、自分の研究を見直すきっかけになりました。連続シミュレーションや離散シミュレーションを比較したエージェントベースシミュレーションの理解も深まりました。
まとめ
市川研究室は社会問題の解決を掲げています。初めて、市川研究室以外の研究を学会で見て、どの研究も実社会の問題を解決するために行われており、企業も大学も社会貢献を目的としていることをされに実感しました。逆を言えば、どんな技術も社会貢献できるのでは?とも思いました。社会問題を解決する手段があればあるほど有利であるため、技術を増やしたいです。
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