2023/11/01

防災訓練2023 in 宮崎

こんにちは.加藤です.先日,宮崎県庁で行われました防災訓練を見学しました.その時の様子を自分の感想を交えてお話しさせていただきます.

今回行われた防災訓練は保健・医療・福祉の3分野合同で行った,初めての形となる防災訓練でした.
訓練内容としては,1つの仮想の保健所が災害により機能停止したと想定し,保健医療福祉調整本部が派遣調整を行うといったものでした.
私は今回が初めての参加のため,過去や他県の防災訓練との比較はできませんが,3文野合同ということで,保健所職員をはじめ,看護協会,医師会,歯科医師会,薬剤師会,DMAT,DWAT,JRATなど,様々な職種の方が連携したとても貴重な訓練だったのではないかと感じています.
ただ,他職種の連携だからこそ求められる「お互いの職業の理解」という点では課題が残るように見受けられました.
一度派遣要請が保健師に対して出されましたが,要望に沿った人員を派遣するため具体的な業務内容を問い合わせたところ看護師の方でも対応してほしいとの結論となり,そこで看護師へ派遣要請が出されました.とても長い時間がかかった,というわけではありませんが,訓練では途中で本部会議が開かれたことも加わりある程度時間がかかっていました.
また,現地にいらした保健師の先生がお話ししていましたが,派遣先の業務内容はある程度現場で決めると思っていたが訓練が終了するまで本部から連絡がなかったようです.他にも最初に声をかけられてから誰とも会話していない,といった組織・人もいました.
これらの点は,他職種への理解があれば少しでも改善できるのではないだろうか...と感じます.なかなか連携してこなかった組織同士ということで難しい点もあるのかもしれませんが,少しでも連携がスムーズになるといいかなと思います.

他にもいくつか訓練の中で発見された課題はあるかと思いますが,今後訓練を繰り返し,全ての組織がより効率的に動けるようにすることでより多くの命が救えるといいなと思います.

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