2025/12/07

【日本シミュレーション&ゲーミング学会2025年度秋期全国大会】「災害対応の組織的意思決定を学ぶ大学災害対策本部ゲーミングの構築」を発表しました

みなさん、こんにちは。
市川研究室修士2年の藤田進太郎です。

今回は、2025年11月22日から23日にかけて、神戸の甲南女子大学にて開催された、日本シミュレーション&ゲーミング学会2025年度秋期全国大会にて発表をしてきましたので、その様子をお伝えします。

研究発表

市川研究室では、私たちの大学で実施される災害本部訓練の企画・運営を毎年実施しております。今回の学会では、2025年度に実施した本部訓練の際に作成したゲームを発表しました。
このゲームは地震が発生し、大学が被災したことを想定し、一夜を明かすまでに災害対策本部ではどのようなことを実施しなければならないかを学ぶものです。発災してから、安全確認、学生が大学構内で一夜を明かすための対応、翌日学生を家に帰すための対応が一度に学ぶことができるゲームになっています。

学会では10分の発表の中で、実演こそできなかったものの、実際に使用したカードの内容などを見ていただきながら、概要について説明させていただきました。
聴講していただいた先生方からは、「大学の教員と職員が一同に介してこのような訓練を実施できる環境はすごい!」とのお言葉をいただきました。また、「大学の授業や入試等の業務再開に向けたところまで含めた訓練は実施できないのか」というご質問もいただきました。こちらに関しましては、今回の訓練では時間の制約上できていませんが、今後の訓練の際にはぜひ実施していきたいと考えています。

ISAGAシンポジウム

また、今回の学会では2027年に開催されるISAGA2027のシンポジウムも開催されました。
ISAGA2027は2027年8月に芝浦工業大学の豊洲キャンパスで開催される予定です。
ISAGAはシミュレーション&ゲーミングの国際学会であり、毎年多くの方が参加しています。
私はシンポジウムにおいて、開催校の学生として一言コメントをさせていただきました。
ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております。

おわりに

今年は、神戸を訪れる機会が多く、神戸の素晴らしい景色をたくさんみることができました。
まちづくりについて学んでいるものとして、こうやって関係人口が増えていくんだなと感じました。
ぜひISAGA2027でもたくさんの人に芝浦工業大学を知っていただく機会になると嬉しいです!

今回は、ここまでとさせていただきます。読んでいただき、ありがとうございました。
今後もシミュレーション&ゲーミングに関する研究を進めていき、発表していきたいと思います。

(サムネイルの画像はNPO法人 日本シミュレーション&ゲーミング学会のホームページのものを使用しています。https://jasag.org/

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