2023/11/03
第82回 日本公衆衛生学会
B4の堀です.今回はつくばで開催された公衆衛生学会に参加させていただきました.
学会は3日間に渡って開催されていたので,各日の様子をご紹介します.
【1日目】
1日目は,自分たちのポスター発表がありました.研究室からは3題の連名発表で行われ,「災害時における医療需要の定量的把握と平時からの備えへの活用」というタイトルで私も少しだけ発表させていただきました.内容としましては,研究室の先輩方が開発してくださった”仮装災害シミュレータ”を用い,被害状況からその地域での患者の推計を行いました.初めての学会発表で緊張してしまい,スムーズに喋れなかった気がします...口演発表とは違い,ポスター発表は見ている人たちとの距離が近く,先生や先輩方は聴衆の方を見ながら堂々と発表されていました.発表はこれから少しずつ慣れていきたいです...

【2日目】
2日目は,他の方たちの発表や講演を聞きました.
印象に残っていた発表として,健康危機に備えた連携体制についてのシンポジウムを紹介します.様々な都道府県の保健所の方がコロナが流行していた際の保健所の状況についてお話しされていました.急激に感染者が増えた時期もあり,保健所の業務が逼迫していたそうです.その際に,保健所のある市と県庁の連携が重要だとおっしゃっていました.緊急事態だからこそ,行政と保健所が連携をとることでお互いの活動・状況を理解することが大事だと思いました.保健所の方がおっしゃっていた課題として,人材が不足していること,事務作業が多いことが挙げられていました.登壇している方もおっしゃっていましたが,事務作業をICT化することで他の作業に時間を充てることができるなと思いました.
その他にも発表を聞き,専門用語がいくつか出てきて混乱する場面もありましたが,自分の知らない世界を知れた気がします.
【3日目】
同じく3日目も他の人の発表や講演を聞きました.
発表全体として,医療データを用いた分析,アンケート調査の分析を行っている方たちが多く,統計に詳しい方がたくさんいらっしゃるなと感じました.最終日は,最後に聞いた「健康・医療・介護・福祉の矯正計画にけるロジックモデルと指標の展開」というシンポジウムが印象に残っています.施策の評価やそれを評価するための指標を決めること自体も大変難しいですが,1つのやり方があるとそれに沿って決めることができると思いました.また,これらをもとに行政の方や専門家などが議論をしながら施策の検討ができると思いました.その一方で,課題として挙げていたのことは,まだ全ての都道府県で普及していないこと,ロジットモデルについて詳しい方がいないと導入するのが難しいなどが挙げられていました.

今回のブログは以上となります.最後まで読んでいただきありがとうございました!
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