2025/06/30

第21回観光情報学会全国大会に参加しました

こんにちは。市川研究室M2の渡邉です。

2025年6月28~29日に京都橘大学で開催された「第21回観光情報学会全国大会」に参加してきたので、その様子と感想をブログにまとめようと思います。


今回の大会では、新しい観光振興のための地域資源の活用や、オーバーツーリズム対策に関するプロモーション手法など、観光を多角的に捉えた研究発表が数多く行われていました。

私は普段スポーツ産業に関する研究を行っており、観光分野の学術的知識はまだ浅いのですが、「この事例は知っているな」や「ここ行ったことあるな」といった身近な話題が多く、とても興味深く発表を拝聴することができました。

そうした中、私は「観光客の回遊行動に関する先行研究の調査」というタイトルで、システマティックレビューの研究発表を行いました。

この研究は、観光客の回遊行動を社会シミュレーション上で再現することを目指し、その前段階として、観光客の意思決定に影響を与える要因を整理・分析したものです。

聴講いただいた方々の多くが観光を専門に研究されている方だったため、社会シミュレーションの構想や、先行研究の手法比較などに興味を持っていただけたように感じました。

また、招待講演では、開催地である京都の清水寺の方にご登壇いただき、清水寺の歴史や近年のオーバーツーリズム対策について、非常に貴重なお話を伺うことができました。

私は寺社巡りが好きなので、歴史に関する話は特に面白かったですし、寺社ならではの観光課題や対策についてのお話を通じて、オーバーツーリズム解消の難しさを改めて感じました。


今回の観光情報学会を通して、観光という分野の幅広さを再認識することができました。

今後は、今回の発表を足がかりに、シミュレーションの実装に向けてさらに研究を進めていきたいと思います。

私の発表資料はこちらです。ご意見やご感想などお待ちしております!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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